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AI革命で薬剤師ができることとは?ラーメンの画像をパロディ動画に変える

time 2025/09/02

AI革命で薬剤師ができることとは?ラーメンの画像をパロディ動画に変える




きっかけ

先日、家族旅行の帰りにサービスエリアでラーメンを食べた。運転で疲れた体にラーメンは沁みる。

 

食べ終わった器をふと見たわが子が「平仮名かいてあるみたい」という

食べ残した面の切れ端が「つ・の・く」と見える。(笑)

こんな時、「つのく」に言葉の意味があるのか?ハンドルネームで使われていたりしないか?とググってしまう癖がある。

検索結果、角杙神(つのぐのかみ)が検索上位に出てきた。『海上自衛隊呉史料館 | 愛称:てつのくじら館』もヒットした。どうやら使われていないようだ。我々世代からすれば「つんく」がヒットするかな?なんて思うのだが、世の中そうでもなさそうである。

こんな何気ない写真を撮ってSNSにアップでもしようかと思ったのだが、せっかくなのでAIで面白い動画でも作ってみようと思い立った。

実行

画像をAIで動画にするサービスは様々だ。私は基本的には無課金おじさんなので、Webサービスは無料サービスを必死に探し出す。以前から使っていたDream Machineというサービスが有料となってしまったので今回はPollo.aiというサービスを使ってみた。

AIで動画を作る際はどのような動画にするか指示が難しい。自分の作りたい構想を文章にして、いったんClaude.aiに投げる。

1,命令文作成

人間の文章

「器の側面に平仮名の「つ、の、く」に見える麺の切れ端がある。これらが同じ色の同じ大きさの人型のキャラクターに変化し、器に入っている汁に飛び込む。キャラクターはマッチ棒を組み合わせた人型のような形で顔の表情はない。これを動画生成AIに指令する場合にもっといい指令文を日本語で書いて」

Claude.aiの文章

動画生成AIにより効果的な日本語の指令文を提案します:

「ラーメン器の縁に付着した麺の切れ端3つが、平仮名の『つ』『の』『く』の形をしている。カメラは器を上から見下ろすアングル。麺の切れ端が突然生命を宿し、同じ茶色で統一された細い棒状の手足を持つシンプルな人型キャラクターに変身する。顔は無表情で目鼻口なし。3体のキャラクターが同時に器の縁から中央の熱い汁めんに向かって勢いよく飛び込み、スプラッシュを上げて沈んでいく。動きは滑らかで、変身の瞬間は魔法的な輝きを伴う。」

そしてこれを動画にすると👇

全然駄目である。

2、修正

『元になる画像を添付したので、もう一度考えて』

この実際の画像を見て、より正確な動画生成AIへの指令文を作成します:

「赤い漆塗りの椀に入った透明な茶色いだし汁。椀の縁の上部に白い麺の切れ端が3つ付着しており、それぞれ平仮名の『つ』『の』『く』の形に見える。カメラは椀を斜め上から見下ろすアングル。突然、この3つの白い麺の切れ端が生命を宿し、同じ白色で細い棒状の手足を持つシンプルなマッチ棒人間に変身する。顔は無表情で特徴なし。3体のキャラクターが椀の縁から同時に中央の茶色いだし汁に向かって飛び込み、液面に小さなスプラッシュを上げる。変身の瞬間は柔らかな光のエフェクトを伴い、背景の木製テーブルと椅子は静止している。」

この文章で動画を生成。

結果👇

 

生成元のAIがダメななのか?Hailuoというサービスに変えてやってみる。

3,生成AI元をHailuoに変更

前の指令文をそのまま使用した結果👇

 

そうそう!こんな感じ!なかなか面白い動画ができた。縮れた麺にいったん変形するよりも、直接うにょうにょと人型に変わって欲しい。ついでに、顔に文字が書いてあったらかわいいのだが、、、できるか?

4,命令文を改変

「赤い漆塗りの椀に入った透明な茶色いだし汁。椀の縁の内側に白い麺の切れ端が3つ付着しており、それぞれ平仮名の『つ』『の』『く』の形をしている。カメラは椀を斜め上から見下ろすアングルで固定。この3つの麺の切れ端が『その場で』徐々に形を変えて、同じ白色の細い棒状の手足を持つマッチ棒人間の形に変形する。変形は麺の切れ端の位置から始まり、手足が伸びて人型になる過程を見せる。顔はそれぞれ「つ」「の」「く」の文字だけ書いてある。変形完了後、3体のキャラクターが椀の縁から中央の茶色いだし汁に向かって飛び込む。

結果👇

 

理想とだいぶかけ離れてしまった。

まとめ

AIで動画を生成するにはAIの気分的なものもあるような気がする今日この頃である。

ひと昔前までは何か調べたいことがあれば適切なキーワードをGoogle検索し、ヒットしたページに飛び、情報を収集していた。ここでのポイントは自分の調べたい情報にいかに近づけるキーワードを検索ボックスに入れられるか。検索結果上位に羅列されたタイトルから適切なページを選べるかであった。

現在は会話形式でGoogle検索ボックスに質問を入れればCopilotが右側にそれらしい答えを出してくれ、自分の意図にそぐわなければ検索結果のタイトルを探せばいいのだ。

一方、生成AIの指示文はまだまだ難しい。

自分の理想を文章にする。

出力された作品の偏りを察知し、AIの気持ちを汲んであげる。

そんな気配りができなければ理想の作品は作れない。

『AI革命で薬剤師ができることは』いったい何だろう?ChatGPTが公開された当初は禁忌薬すらまともに答えられなかったが、今ではしっかりと回答するようになった。情報を持っているだけの薬剤師は生き残れない。

AIを活用して、薬局内外に人の幸せを与えられる人が残るのだろう。