2023/06/06
2022年11月23日サッカーワールドカップ ドバイ大会、日本の初戦はドイツ
誰もが厳しい戦いになるのは分かっている。
そんな中、テレビの解説で毎回見かける
初戦が大事!
初戦に負けたらトーナメントに行く確率が減る!
そんな解説を見かけるが、これは嘘だ。
そもそも負けが1つ付いたら初戦だろうが、2戦目であろうが3戦目であろうがトーナメントに行く可能性は低くなる。
あたりまえだ。
しかし、初戦が大事であることを強調する傾向が見られる。
そこで、過去3大会のデータを解析してみた。
予選突破したチームで初戦を勝利したチームの確率
31.25%
予選突破したチームで2戦目を勝利したチームの確率
32.29%
予選突破したチームで3戦目を勝利したチームの確率
27.08%
一方で、
予選突破したチームで初戦負けたチームの確率
7.29%
予選突破したチームで2戦目負けたチームの確率
7.29%
予選突破したチームで3戦目負けたチームの確率
10.42%
テレビの解説者は青色のデータをさも絶望的に話すが、これは根本的に間違っている。
それは2戦目で敗北を経験しているチームの確率と比較した場合に大きな差がみられないからである。
ここで大事なことは『そもそも負けたら予選突破の確率は低くなる』ということだ。
一方、若干3戦目の確率が違っているが、はっきりとした差があるかはわからない。
しかし、初戦、2戦目で予選突破が決定してしまい、3戦目で負けてもいい場合は手を抜くのか、負けても突破の確率は高くなる傾向があることは素人にも想像がつく。
トーナメントであたるグループ1位のチームが格下だったらあえてそこと戦うために、負けて2位通過という選択をとるケースもあるだろう。
テレビの解説者の中には1敗でもすることが予選突破には絶望的な状況であることを主張する人がいる。
「初戦負けたチームの予選突破率は低いんです!」
そんな解説者や番組はスルーしよう。
そもそも全チームが敗北を経験する確率は71.88%である。
3分の2のチームが敗北を経験する。全勝するチームは10%にも満たない。
ここまでくると、もはや初戦、2戦目、3戦目の勝敗に予選突破の因果関係はないことは予想できる。
予選突破した16チームが負けを経験する確率は45.83%
負けたら初戦だろうが、2戦目だろうが予選突破の確率は下がるのである。
結局何が関係してるかというと、勝ち点だ。
あたりまえだ。
予選突破しているチームは必ず勝ち点4点をとっている。
ただし、得失点差で勝ち点4でも突破できないことがある。
勝ち点4を取るためには1勝1分けが最低条件なのである。
だから、FIFAランキングから素直に予測し
ドイツは引き分け、スペインに敗北、コスタリカに勝利
これを狙うしかないのである。
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