2023/06/06
AIが薬歴を書いてくれる時代は来るのであろうか?
投薬口での会話を想定してChatGPTに書かせてみた
会話の内容
薬剤師「サイトウさんお薬準備できました。今日は血圧が高かったのですか?血圧の薬がかわっています。」
サイトウさん「はい、150を超えているので先生がアジルバを10mgから20mgにするといっていました。」
薬剤師「朝食後に出ていたアジルバ10mgが20mgになっていますので、明日の朝から切り替えて飲んでください。薬の余りはありますか?」
サイトウさん「薬はあと2日分あります、飲み忘れてしまいました。」
薬剤師「余った薬は明日からは中止してください。」
サイトウさん「わかりました」
薬剤師「薬の容量が増量になっているので、しばらくは様子をよく見ながら服用してください。効きすぎていると立ち眩みが現れることがあります。自宅でも血圧を測定して血圧が低すぎる時は薬の余りがあっても受診して医師に相談してください。」
サイトウさん「わかりました」
薬剤師「そのほか、気になること、副作用と思うことはないですか?」
サイトウさん「ありません」
命令
この会話を文章にまとめて
ChatGPTの回答
薬剤師:「サイトウさん、お薬準備できました。今日は血圧が高かったのですか?血圧の薬がかわっています。」
サイトウさん:「はい、150を超えているので先生がアジルバを10mgから20mgにするといっていました。」
薬剤師:「朝食後に出ていたアジルバ10mgが20mgになっていますので、明日の朝から切り替えて飲んでください。薬の余りはありますか?」
サイトウさん:「薬はあと2日分あります、飲み忘れてしまいました。」
薬剤師:「余った薬は明日からは中止してください。」
サイトウさん:「わかりました。」
薬剤師:「薬の容量が増量になっているので、しばらくは様子をよく見ながら服用してください。効きすぎていると立ち眩みが現れることがあります。自宅でも血圧を測定して血圧が低すぎる時は薬の余りがあっても受診して医師に相談してください。」
サイトウさん:「わかりました。」
薬剤師:「そのほか、気になること、副作用と思うことはないですか?」
サイトウさん:「ありません。」
命令
会話形式ではなく、文章にまとめて
ChatGPTの回答
薬剤師は、サイトウさんにアジルバという血圧の薬の調剤を済ませたと伝えました。サイトウさんが前回受診した際の血圧が高かったため、医師から薬の量が増量するとの指示があったと薬剤師は説明しました。薬剤師は、アジルバの容量が10mgから20mgに増えていることを伝え、明日の朝から新しい容量に切り替えるように指示しました。また、サイトウさんが余っている薬について尋ねたところ、2日分の余りがあると答えたため、薬剤師はそれを中止するように指示しました。薬剤師は、容量が増えた薬を飲むことにより、立ちくらみのような副作用が起こる可能性があるため、服用後に様子を見るようにアドバイスしました。自宅で血圧を測定し、血圧が低くなってしまった場合は、医師に相談するように指示しました。最後に、薬剤師はサイトウさんに、何か気になることや副作用があるかどうかを尋ね、サイトウさんは特に何もないと答えました。
命令
箇条書きにして要点をまとめて
ChatGPTの回答
- 薬剤師がサイトウさんに血圧の薬の調剤を済ませたことを伝えた。
- サイトウさんが前回の受診で高血圧だったため、医師から薬の量が増量するよう指示があった。
- 薬剤師は、アジルバの容量が10mgから20mgに増えていることを伝え、明日の朝から新しい容量に切り替えるように指示した。
- サイトウさんが余っている薬について尋ねたところ、薬剤師はそれを中止するように指示した。
- 薬剤師は、容量が増えた薬を飲むことにより、立ちくらみのような副作用が起こる可能性があるため、服用後に様子を見るようにアドバイスした。
- 自宅で血圧を測定し、血圧が低くなってしまった場合は、医師に相談するように指示した。
- 薬剤師はサイトウさんに、何か気になることや副作用があるかどうかを尋ねた。
- サイトウさんは、特に何もないと答えた。
感想
実際の会話は記述の通りに
薬剤師「○○○○」
さいとうさん「●●●●●」
と、台詞の人物分けをしてくれないので、ここまで細かくは書いてはくれないだろう。
ただ、会話の要点はしっかりまとめてくれているので、会話からAIが薬歴を記載してくれるのは技術的には可能であろう
ChatGPTではなく、薬歴に関する要点のみをもっと簡潔にまとめてくれる専用のAIがあれば、次回の確認内容や投薬アドバイスもしてくれるであろう。
むしろ、AI技術が発達する前にアウトソーシング可能なオンライン薬歴なら会話内容から個別対策万全に添削してほしいものだ
極論を言えば個別指導対策などなければ、薬歴などAIが書けばいいと思うのである。
世の中の薬剤師がどれだけ個別指導対策に労力を払っているのだろうか?
調剤報酬の割合が「対物から対人へ」とお役所は言うけれど
実際はお役所の「メンツ」のために財務省から獲得した財源を有用に使っていると示すことが目的のようである
それにしても、物価は上がっていくのに薬価はなぜ下がるのだろうか?