プログラマー薬剤師 サイトー博士の考え

プログラミングで薬剤師の世界をかえよう!

Musubi使いにくい(その2) ストレスつづく

time 2022/12/21

Musubi使いにくい(その2) ストレスつづく

わが薬局にMusubiが導入されて1年くらいが経つ

薬歴にMusubiを導入しようと考えている担当者がいれば参考にしてほしい

私の考えは基本的に反対意見であることを前提にしていただきたい

過去の記事にもまとめてありますので参考にしていただきたい

👉「Musubi使いにくい」

結論

1,タッチパネル使っていません

2,在宅に持っていっていません

3,過去2回のトラブル

4,今まで使っていたLINE@も結局使わなくてはならない

5,管理画面がバチクソ使いにくくLINEの過去のやりとりが埋もれる

詳細

1,タッチパネル使っていません

タッチパネルはマウスで行うカーソル移動を簡略化する目的で存在する

だから文字入力には向いてないことは明らかだ

スマホのフリック入力が開発され、若者の文字入力の速さたるや説明の必要もない。しかし、ブラインドタッチャー(ブラインドタッチできる人)のキーボード入力にはさすがに勝てない。

そもそも、薬歴は文字入力することに特化しなくてはならない

入力部分をクリック、タップするなんてバカみたいな作業をさせられるMusubi

その昔、新人事務さんがレセコン入力でマウスを使っていたら、お局(つぼね)事務さんに

「タブとスペースと矢印使って!」

とキツめに言われていたのが懐かしい、、、

カーソル変更はTabや矢印キーでやれば済むことなのだが、Web系(ブラウザ系)の入力はTabがとても使いにくいのは言うまでもない

Webで会員登録する時に誰しも経験済みである

表計算系ソフトの場合は文字入力に特化しているためTabとEnterで入力が始まるのでとても使いやすい
これがWeb系だとあちこち行ってしまってカーソルがどこにいるかがわからない

薬歴の入力がほぼすべて定型文で選択するだけならばタッチパネルのほうが早いであろう

新幹線のチケットを買うときにみどりの窓口のJR職員がバチクソ早いのが証明済である

そんなわけにはいかないのが薬歴である

 

画面の小さいタブレットからノートPCにしてもらいたい

使う場所は変わらないのでデスクトップでもいいくらいだ

老眼が始まっている人には見間違いなど、過誤の原因になりかねないと思う

 

会社的な問題であるがタブレット1台だけではキツイ

窓口に置いてあるタブレットを投薬前に確認していると名前を呼ばれる前にさっさと窓口に来る患者様は少なくない

投薬前に確認しておくことが多い人は調剤室でじっくりと確認したいのだ

もう一台使うとなると、さぞ高額な使用料をとられるのであろう、、、

2,在宅に持って行っていません

我が社のようなケチケチ薬局グループは在宅2.3件のためにパケット回線の契約などするはずがありません

パケット回線契約しなければ外でオンライン薬歴は使えません

だからタブレットの意味がありません

在宅数件しかやっていなければ患者さんの情報はだいたい頭の中に入っているため、わざわざあの重たいタブレットを持っていく気にはなれません

調べ物があれば自分のスマホが最速、メモもスマホで十分

3,過去2回のトラブル

薬剤師を20年ほどやっていて薬歴を見られなくなることが今までなかった

しかし、Musubiを使い始めて初めてそれが起こってしまった

オンライン薬歴の致命的なリスクである

普段からバックアップをしていればいいのだが、使い始めて数か月だったため、そんなことはしていない

毎晩自動でバックアップするのが一般的だが、Musubiは手動だ

 

Musubiソフトをアップデートした直後、レセコンから本日の処方が飛ばないトラブルもあった

これを機に朝の起動時にあらわれるアップデートの案内をしばらくしてから行うことにした

このアップデートを担当したプログラマーはさぞ上司に怒られただろう、、、

このトラブルのせいで本日の処方比較ができず、投薬前の準備に非常に手間取った

そもそもMusubiの処方比較機能はクソなのだが、、、(過去記事参照)

4,今まで使っていたLINE@も結局使わなくてはならない

Musubiの唯一の長所と言っていい機能がLINEとの連携だ

定期的にAIが患者さんに送る副作用確認の質問に問題があればアラートでブラウザ管理画面に飛んでくる

しかしMusubi導入前にLINE@のユーザーがいたため、LINE内にあるMusubiのアプリを使う人とLINE@を使用する人の2パターン生じてしまった

これが面倒だ、、、

LINE@を使って処方箋画像を送ってくる人もいればMusubiを使って送ってくる人もいる

結果、管理画面を両方開けておかなくてはならないし、定期的に確認しなくてはならない

PCを見張るという仕事が増える


5,管理画面がバチクソ使いにくくLINEの過去のやりとりが埋もれる

患者さんとの過去のLINEメッセージを確認する際、LINE@は過去にさかのぼって順番に表示されるが、Musubiは管理画面から患者さんを探さなくてはならない

しかも「あいうえお」順ではなく、登録順になっているためクッソ探しにくい

検索ボックスがあるがそれほどたくさんいるわけでもないので、その程度で使うのが面倒

あいうえお順に並べるプログラムなど言語によっては数文字で書けるはずだ、、、

メッセージ履歴に行くが、AIから定期的に送られる患者さんへの質問が多く、メッセージが埋もれてしまっている

LINEのように左右に色別になっていないためバチクソ見にくい

おまけに、AIの送ったメッセージが

「おいおい!こんなメッセージ勝手に送ってるの?!」

という誤解を招く内容まであった

患者さんの多くがAIでなく薬剤師が送っていると思っており、びっくりする内容を送られていたことがあった

そしてそのメッセージ送信機能はオリジナルに編集できないという致命的な状態

つづく、、、