2023/06/06
国語なんてできなくても薬剤師になれる!
それは大学受験までの話
薬学部ではレポート提出、卒業論文
大学院ではゼミの発表、学会発表、学位論文
社会人になれば、報告書
ネット社会では目につき、読みやすく、有用な情報
多くの場面で文章術が要求されるのだ。
現在話題となっている↓この本を借りようと図書館で検索したら3人待ちだった。隣の市では10人待ちだった。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 [ 藤吉 豊 ] 価格:1,650円 |
とても勉強になったので、本要約動画を3つ見た感想と自分の文章力について振り返る。
要約の要約
要約動画をみて自分ができていなかったことを3つだけ頭の中に入れようと思う。
1、文章はシンプルに60文字以内
2、事→こと 時→とき のように、ひらがなで書いた方がみやすい
3、順接の接続詞は省き、逆接は使わないとわかりづらい
自分の文章術をふり返る
「数学と化学が得意だから得意なことを活かそう!」
と思って薬学部に進んだのだが、人生そんなに甘くなかった。
私の人生の中で文章を書き始めたのは大学1年生の時、学園祭の実行委員になってからだ。
学祭の実行委員は企画が主な仕事だ。
どのようなイベントを計画するか文章にしなくてはならない。
頭の中で考えた企画を文章に起こすのはなかなか大変だ。お金のことも考えなくてはならない。
その昔、「これができたら100万円!」というテレビ番組があった。
それになぞらえて、「これができたら1万円!」という企画を発案した。
「カップル限定!目隠しして1分間キスできたら1万円」
「10m先から投げたマシュマロを口でキャッチしたら1万円」
などなど、そんな企画をした覚えがある。
大成功に終わった。
自治会長となりさらに文章を書く機会が増える
大学の自治会長とは生徒会長みたいなポジションだが、
選挙もへったくりもない、、、
ただ前任と仲が良かっただけで2年生から大役を任されることになる。
ここでは部費を分配したり、大学からの雑用を任されたりで様々な内容の文書を作成することになった。
その際使用したWordの知識がその後の大学院でのゼミ発表の資料作りなどに大いに役に立った。
大学院生の文章力
学部時代のレポートは先輩のほぼ丸写し。
それでなんとかなってしまっていたのだが、修士課程になるとそんなわけにいかなくなる。
書籍の解説にもあったが、文章はジャンルによっても書き方が違う、特に論文は型が決まっている。
論文は三角形型
序論:本編:結論
1:2:3
ビジネスの基本形は「逆三角形型」
結論:理由:補足 = 3:2:1
プレゼンはPREP法
結論:結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)で話を展開する
ブログを書くようになり、文章力のなさを痛感した。
ここ最近ではYouTubeの解説動画が人気を集めているため、プレゼン力も必要だ。
ロジックツリーを使用したプレゼンをよく見かけるようになったが、ただ読み上げているだけなのに、文章の長さによってわかりやすさが全然違う。
調剤薬局 薬剤師の文章力
薬剤師の文章力はやはり薬歴だろう。
薬歴は何のために書いているかで内容が全然違う。
患者さんのために書いているのか?
個別指導で怒られないように書いているのか?
薬歴担当上司に文句言われないように書いているのか?
次の投薬に困らないために書いているのか?
etc…
薬歴とは難しいものだ、まず目的がはっきりしていないのだ。
個別指導のために書いたところで、指導官によって考え方が違うため答えがない。
ただ、文章力という切り口で言えば、少なくとも次の投薬者に困らないように書かなくてはならない。
シンプルにかつわかりやすく。
結局
「答えがない」
この言葉に尽きる。
日々勉強しなくてはならないのである。