プログラマー薬剤師 サイトー博士の考え

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ライブ配信で狙われる女性ライバー

time 2021/11/11

ライブ配信で狙われる女性ライバー

ライブ配信で身バレしてストーカー被害に遭う人がいるらしい

最近の若者は勇敢だ。顔をネットにさらしている人が多い。

若くて可愛い子に「サイトー博士💗会いたくなっちゃうよー💗」

なんて言われたら、おじさん嬉しくなっちゃいます😅。

ライブ配信で問題になってくるのが身バレによるストーカー被害だ。

ちょっと回りくどいが、ここでは私の考えをまとめてみた。最後まで読んでいただければ幸いです

2023年6月一部加筆、修正




【もくじ】

ライブ配信が世の中に普及して「爆投げさん」「投げ師」という言葉が出てきた
世の中GiveアンドTake
ライブ配信におけるGive and Take
貢がせてなんぼの世界
ストーカー被害の入り口になるのがTwitterのDM
身バレしないように
NHKで注意喚起しているが、核心はそこではない
ライブ配信アプリが急成長したのはコロナのせいだけではない
それを踏まえ薬局として
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👉「ライブ配信潜入調査結果」

ライブ配信が世の中に普及して「爆投げさん」「投げ師」という言葉が出てきた

爆投げさんとは常軌を逸っして投げ銭する人のことを言う。

爆投げさんは大きく分けて3人種に分けられる。

1、めっちゃお金持ちでお金をばら撒くのが好きな人

2、平均的な年収で一定額をネットの課金で使うことを楽しみにしている人

3、どんどん課金して生活を切り詰めてしまう人

世の中には2と3番の人がほとんどだ。1の人はほぼいない。なぜなら、お金をたくさん持っている人は、そもそも爆投げをしないのでお金が貯まるからだ。

ちなみに、回収の見込みがあれば先行投資として爆投げする人はいる。

とあるライブ配信アプリでは毎日無料コインをいくらかもらえる。誰かの配信を一定時間試聴するともらえるが、1日の上限が決まっていて、有効期限が短い。

リスナーのほとんどは課金していない人(非課金)で、無料コインを一生懸命集め、好きなライバーに投げる。

一方、ライバーの場合は課金をする人をファンにしなくては正直やっていけない

ライブ配信運営側も課金してくれる人がいないと儲からない

ただ、ライバーとしては非課金の人達も疎(おろそ)かにはできない。非課金の人たちはあちこちで無料コインをかき集めて投げてくれる。塵も積もれば山となる。

悲しいことに、爆投げできない非課金の人たちは爆投げさんが現れると肩身が狭くなり静かに枠から去っていく。だから、ライバーはそんな人たちにも平等に声を掛け、逃がしてはいけない。




爆投げさんには課金相応のリアクションをとってあげないと、離れていってしまう。VIP待遇してあげなくてはならないのだ。

だから非課金の人は格差を感じ、悔しさのあまり課金するようになる。

世の中GiveアンドTake

世の中には3種類の人がいる。

1、Giver 見返りなく貢ぎ続ける人

2、Taker 他人から搾取するばかりの人

3、Give and Taker ギブ and テイクの人

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 [ アダム・グラント ]

世間は3番の人がほとんどである。だから世の中はGive and Takeで成り立っている

しかし少数いるGiver世間のほとんどがGive and Takerの人たちなので、他人に自分の時間とお金を貢いでも、自然に戻って来る。そのため大成することが多い

一方、Takerは徐々に周りの人が去っていく。世の中に大多数いるGive and Takerは見返りがなければその人に関わる意味がなくなるためだ。

TakerGive and Takerを渡り歩きながら生きていく。

ただ、TakerGiverの関係は続いてしまう。Takerに捕まったGiverは破滅する。

わかりやすいのは親子関係だ。子供はTakerだ。子供は大人になるとGive and Takerに変わるのでこの関係性は成り立つ。

これが変わらないとニートになりTakerの子供を持つGiverの親は破滅する。

親がTakerの場合ネグレクトになる。

ライブ配信におけるGive and Take

ライブ配信内でアイテム(コイン)を投げる人は基本的には3番(Give and Taker)だ。

したがって、何かしらの見返りを心の中で求めている。この承認欲求は自分の投げたアイテムに反応してもらったり、コメントに反応してもらったりで満たされる。

多額の課金をして爆投げする人はさらにそれ相応の見返りを心の中で求めてくることになる。

生活を切り詰めて課金する人は金額が同じでも欲求は高くなる。

ライブ配信運営側は爆投げさんを増やすために握手会など、様々なイベントを開催する。

だから、爆投げさんには気を付けなければならない。爆投げさんはストーカー化しやすいということだ。

リスナーの心理として「推し」にどれだけ投げられるかで自分の承認欲求の度合いが変わってくる。他のリスナーが爆投げしていると見栄を張って自分も投げたくなる。

そういった人の心理を運営側は巧みに突いて、課金を促す。

サクラを使われて投げさせられている人もいるだろう。👉サクラの爆投げ師を見た時の記事

ライブ配信アプリはキャバクラ、ホストクラブと同様の仕組みになっている。のめり込むリスナーは時間とお金をどんどん注ぎ込んでしまう。

貢がせてなんぼの世界

勝負の世界にいるライバーは時にTakerにならなくてはいけない。この加減に悩んでしまい、心のバランスを壊さないように注意する必要がある。

「ホストは客を風俗嬢にしろ!」こんな言葉を元ホストのYoutuberが叫んでいた。

 

ライブ配信アプリ運営側とライバー所属事務所は金の卵を産むニワトリをどれだけ見つけてくるかで価値が決まる。

だから、リスナーが爆投げで破産しようと知ったこっちゃない。

ライバーも承認欲求が満たされるため、ハマってくると自分の時間をライブ配信にどんどん奪われ睡眠時間が奪われる。本業にも影響を与えてしまう。

忙しくて首が回らなくなるが、他のライバーが自分の配信にきてくれたときはお互い様なので、お礼の枠周りに行かなくてはならない。

イベント上位になるためのプレッシャー、他人が課金して応援してくれるプレッシャーと闘わなくてはならない。

 

一方、ライバー所属事務所は金の卵を産むライバーを生かさず殺さずしなくてはならない。言葉巧みにライバーを調子づかせ、ライブ配信を促す。

 

ライブ配信をすればするほどファンは増えていき、ストーカー被害にあう確率も高くなってくる。

キャバクラなどは用心棒がいるのが世の常だ。しかし、ライブ配信の場合はそうはいかない。所属ライバー数が多いため事務所、運営側はそこまで手が回らないのだ。事務所が東京にあるのに片田舎のストーカーなどいちいちかまってられない。

ストーカー被害の入り口になるのがTwitterのDM

ほとんどのライバーはTwitterアカウントをもっている。そこで配信予定のお知らせや、お礼、ごあいさつなどするツールとしている。

ライブ配信はライバーひとりに対して不特定多数が視聴、コメントすることになる。

爆投げさんは課金している分、1対1でないと満たされないようになってくる。

VIP扱いされたいのだ。

だから、TwitterにDMしたくなる。

そこで徐々に発言や、要求がエスカレートしてストーカー化してくる。

人気のライバーはDM数が莫大になり、首が回らなくなり、心を痛めてTwitterのDM機能を停止する。

ライバー事務所は心無いDMなどでライバーに配信をやめてもらっては困るので、TwitterのDMを管理し検閲する。

身バレしないように

人気のライバーは事務所としては稼ぎ頭だ。

ライブ配信をやめられては困る。

ライバーがライブ配信をやめる原因の一つがストーカー被害だ。

だから、身バレしないように配信中は注意が必要だ。

若い女性ライバーは、いきなり知らない世界での配信が心細いためリアルの友人にライブ配信していることを伝えて遊びにきてもらう。その中での発言には要注意だ。

ポロっと身バレの原因になる話をしてしまうのだ。

配信中の背景も注意が必要だ。

窓から風景が写ってしまえば自宅を特定されてしまう。

特徴的な柄のカーテンがバックに映っていても、Googleストリートビューで調べ上げられてしまう危険性がある。

配信中の会話の中で出身地や居住地の話題に必ずなる。その際、都道府県名までは言ってもいいだろう。しかし、市町村や最寄駅を言ってしまうのは非常に危険だ。

NHKで注意喚起しているが、核心はそこではない

NHKクローズアップ現代でちょうど取り上げられていた

投げ銭”急拡大 空前のブームで何が

番組中、NHKでは「路上ライブでギター片手にお金を稼いでいる人」を例に挙げていたが、そんな可愛いものではない。

上記したが、「キャバクラ、ホストクラブ、マッサージのお店」と同じだ。

提供する側も、ユーザーも承認欲求の呪縛に引き込まれているのである。

結局儲かるのは仕組みを作っている人だ。

結局「仕組み」を作った人が勝っている新版 驚異の自動収入システムは今も回り続けていた! (光文社知恵の森文庫) [ 荒濱一 ]

ライブ配信アプリが急成長したのはコロナのせいだけではない

昨今、承認欲求に飢えている人がたくさんいる。

我が薬局は患者さんの承認欲求を満たす場所でもある。

薬を受け取るだけの人もいるが自分の身の上話を永遠にしていく人もいる。

核家族化が進み、老夫婦2人暮らしだが、会話はない。

パートナーが他界して一人暮らしの高齢者。彼ら、彼女らの承認欲求は1分で終わる診療ではなく、薬局での無駄話で満たされる。

一方、バブル期のチヤホヤを忘れられない50代。若者の心を掴むSNSは食わず嫌い。ようやく使えるようになったLINE。

就職氷河期になんとか入った会社で頑張っても報われない30代−40代。

ネットショッピングでポチすれば商品があっという間に届く。買ったものを褒めてくれる人はSNSにしかいない。

10代でリア友とのSNS地獄に疲れてしまい、Web友とのSNSでの程よい関係から抜けられない20代。

怖いもの知らずで顔出し配信をしている10代。

承認欲求を満たしてくれる場が家族、リア友、店舗からネットに変わってしまったのだ。

それを踏まえ薬局として

結局、私が思うのは日々薬局を利用してくださる患者様の承認欲求をいかに満たせるかで薬剤師の質が決まると思うのである。

いや、薬剤師だけではない、事務員だって薬剤師よりその技術に長けている人はいるのだ。

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